
詳しくは言えないけど。
今、仕事に行けてない。
体調が悪くくて、休んでる。
ただそれだけの話なんだけど。
頭の中は全然休まってない。
朝、目が覚めて。
カーテンの隙間から光が入ってきて。
「今日も無理だな」って、先に体が教えてくる。
起き上がろうとすると、なんか重たい。
重いというより、うまく繋がってない感じ。
頭と体が別々に動いてるみたいで。
結局、また横になる。
スマホを見る。
仕事の連絡が来てないか、つい確認してしまう。
来てなくても、来てても、どっちも胸のあたりがざわつく。
「このままダメになったらどうしよう」
って、何度も浮かんでくる。
仕事なくなったらどうしよう。
お金なくなったらどうしよう。
夜中に特にそれがひどい。
天井見てるだけで、考えがぐるぐるする。
家賃どうするんだろう。
来月の支払いどうするんだろう。
何も答えは出ないのに、同じところを何周もする。
ああ。
って、小さく息が出る。
誰かに聞いてほしいわけでもない。
ただ、声に出さないと、胸の奥に溜まっていく気がして。
詳しくは言えない、って最初に書いたけど。
本当に、細かいことは言えない。
言える範囲でしか話せない自分がいる。
それでも、こうして文字にしてる。
不思議だよね。
休んでるって言うと、
「ゆっくり休んでね」
って言ってもらえることもある。
嬉しい。
本当に嬉しいんだけど。
その言葉を受け取る自分と、
「休んでる場合かよ」って責めてくる自分が、同時にいる。
どっちも本物で。
どっちも消えない。
昼過ぎに、ちょっとだけ窓を開けてみた。
風が入ってきて。
外の音が聞こえる。
車の音とか、遠くの話し声とか。
世界は普通に動いてる。
自分だけが止まってるみたいで、少しだけ変な気持ちになる。
でも、止まれてる、とも思った。
無理に動かなくていい時間がある。
それって、今の自分には必要なことなのかもしれない。
なんて、あとから思う。
その瞬間は、ただぼーっとしてただけなんだけど。
お金のこと、また考える。
貯金がどれくらいあるか、概算してみる。
足りない気がする。
足りる気もする。
どっちつかずで、結論が出ない。
出ないから、また考える。
ああ、もういい加減にしろよ、自分。
って思っても、止まらない。
止まらない自分を、横目で見てるもう一人の自分がいる。
「またやってんな」って。
少し呆れながら、でも見捨ててはくれない。
最近、食事も適当になってる。
作る気力が湧かない日は、とりあえず食べられるものを口に入れる。
栄養とか、バランスとか、今は二の次。
生きてればいい、みたいな。
そんな雑な感じ。
昔の自分なら絶対やらなかったことを、今はやってる。
完璧じゃなくていい、って。
頭ではわかってるつもりだったのに。
実際に体が動かなくなってみて、やっと身体で理解してる感じ。
仕事のこと、ふと思う。
戻れたらいいな、とは思う。
でも、今すぐは無理だともわかってる。
焦っても体はついてこない。
それがわかってるのに、焦りだけが先に走る。
厄介だよね。
夜、また眠れない時間がある。
目を閉じても、考えがうるさい。
「このまま使えなくなったらどうしよう」
「必要とされなくなったらどうしよう」
そんな言葉が、勝手に浮かんでくる。
浮かんでくるたびに、胸のあたりがきゅっとなる。
それでも。
朝はまた来る。
光はまた入ってくる。
体が重い日もあれば、昨日より少しだけ楽な日もある。
波がある。
一定じゃない。
それを、ただ眺めてる。
誰かに「大丈夫だよ」って言ってほしいわけじゃない。
自分でも「大丈夫」とは言い切れない。
言えない。
ただ、今ここにいる。
休んでる。
それだけは事実だ。
仕事がなくなったら、その時考えるしかない。
お金がなくなったら、その時なんとかするしかない。
今は、今の体でできることを、最低限やる。
水を飲む。
横になる。
息をする。
それだけで精一杯の日もある。
それでいい、のかな。
いいことにしてる、のかな。
わからない。
わからないまま、今日も天井を見てる。
ああ。
また息が漏れた。
責めてるわけでもない。
励ましてるわけでもない。
ただ、今の自分がここにいることを、認めてるような。
そんな息。
読んでもらえてるなら、ありがとう。
同じように、夜中にぐるぐるしてる人がいたら。
一人じゃないよ、とは言わない。
言えるのは、
俺も今、同じようにぐるぐるしてる、ってことだけ。
詳しくは言えないけど。
今は、休んでる。
それだけ。
また何か降りてきたら、書くかもしれない。
書かないかもしれない。
まあ、その時の自分に任せる。
今は、ちょっと目を閉じる。
